私は布団の中で後半だけを3度も読み返す。そして、ウルウルしてしまうのを“王子”の言動で笑って誤魔化す。
サッカー漫画と言ってしまえばそれまでだけれど、一世を風靡した『キャプテン翼』とは違うニオイが漂う。
キャプツバ世代はあの漫画を読んで翼君、岬君、日向小次郎、若林に憧れてサッカーをはじめたが、この漫画は、
サッカーがやりたくなる漫画ではなくて、サッカーを好きになりたくなる漫画だと思う。
梅田望夫さんは好きを貫けというが、まさにそれ。(ネットは使ってないけど)
サッカーが好きになるといっても、サッカー選手になる必要はない。
フロントでもいい、監督でもいい、広報でもいい。
記者でもいいし、カメラマンでもいい。
スタジアムに駆けつける純粋なファンでもいいし、専門雑誌を発売日当日に小遣いを出し合って買うのもいいわけだ。
ちなみに、監督になりたいけど、選手経験が…という方はいますか?
「モウリーニョ」という監督を知っていますか?
極端に言えば、通訳から優れた監督になったオトコです。
ウィキペディアを見てみてください。
さて、『ジャイキリ』。
すでに5巻にして、『スラムダンク』の最終巻に似た感動を味わってしまったけれど、この先どういう展開になるか、
今もっとも続きが読みたい漫画ですね。