「こうして今年もまた私は文芸作品を読まないまま1年を終えていくのであった。。。」
と書きました。
書店員ブログですが、極端に文芸書についての記述が少ないのにお気づきの方もいらっしゃることでしょう。
昔はけっこう読んだのですけどね。
愛と幻想とか、コインロッカーとか、5分後とか、、、1人かよ。
いえいえ、そんなことはないのですが、やはり著者として挙げると数人になってしまいますかね。
年が明けて、今年はちょっくら文芸書を読んでみますかー、と。
(※以下、若干のネタバレがありますので注意)
まぁ、書店員のくせに今さら東野に手を出すのもちょっと恥ずかしかったりするし、
でもミステリーちょっと気になるなぁ。
ざっと、このあたりを見て何か選ぼうかと思いまして。
一番左のやつ、安いですね。500円。ガイド的にはもってこいでしょうか。
よっしゃ、購入。
ふむふむ、ランキングに入ってる『告白』とか面白そうだなぁ。
おやっ、書き下ろしの短編が収録されてるじゃないか、これはラッキー。
しかも例の映像作品の作家さんじゃないの。
とりあえず手始めにコレを読んでみますか。
んー、犯人はこいつですよねぇ、と読み進めて、、、、、
、、、、、読み終えてしまいました。
ぇえぇぇっ!?
どんでん返しナシ?
そのままそいつが犯人で、やり方もいまいちパッとしないじゃん。
ミステリーってこういうのなんですか?
明らかにコイツが犯人でしょう、と読者に思わせておいて、実は犯人はアイツでした。
読者のあなた、コイツを疑っていたでしょう。失礼ですねー。
コイツが犯人ではなくて、アイツが犯人である証明をしましょう。
というようなモノかと期待していたのですが。。。
あまりにもまっすぐに進行してしまってちょっと逆の意味で驚いてます。
あー、やっぱり今年も文芸書を読むことはなくなってしまいそうです。