2010年03月22日

職人

片付けもひとまず終わって、本日は昼すぎまで。


1週間ほど前に行った某書店を再び訪れる。
スリップの飛び出た本、帯の歪んだ本、そのまんまになってました。
一度直したけどまた乱れたというのではなく、丸1週間、店員に触られてないですね。

棚をさわり、スリップを見る、
何を仕入れるか悩む、何を返品するか悩む、
担当ジャンルの売上の上下に一喜一憂し、
数字が下がり続ければさらに悩み棚をさわりレイアウトを変えPOPを書き、徐々に数字が回復したときの感動とか、
尋ねられても端末無しで回答できる興奮とか、
そういうのって若い書店員には無いのですかね。
書店人というより、つくられたシステムをマニュアルどおりに運用する人になってしまったのかなぁ。
つくられたシステムを運用するのは機械が得意なのでリアルはいかに人を活かすかだと思うのですが。

本は定価なのでどこに行っても同じではありますが、書店や書店員を上手に活用する、というのは無料なんですね。
なので、贔屓の書店をつくるのがおトクかと思います。

スリップを見て棚を見てる書店は大丈夫だと思いますので、もし欲しい本が無くてもそういう書店なら客注で取り寄せてもらうという行為をしばらく続けてみて下さい。書店員も阿呆ではないので、客注の多いジャンルは棚の占有率を上げてくるはずですし、あのお客さんが買うだろうから1冊入れておこうとか、予約してないけどたぶん買われるから取り置きしておこうか、まで思わせたらベストじゃないでしょうか。

堅い話になってしまいました。

☆今日のオススメ雑誌
連休で本の入荷は無いので、明日発売の雑誌を紹介します。
「週刊東洋経済」


新しい「やる気」のかたち モチベーション3.0
だそうです。
http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/7c9447d21969b3b4b3a86cdcd306c92c/#mokuji
また新しい単語が出てきましたね。なんでしょうか。
第2特集も気になりますね。
posted by 150turbo | 2010年03月22日 20時58分 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - 職人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>若い書店員には無いのですかね。

なぜ『若い』書店員なのか気になります。
私の書店は若い人も数字とのバランスを取りつつ、独自の創造性を発揮しています。
スリップ管理だけでなく、本の移動、導線、お客の滞留状態も考えてくれています。

マニュアル一辺倒になるのは上司の教育責任だと考えますが。

仰るとおり、私も、リアル書店はいかに人を活かすかだと考えています。人が強みであり魅力であり磁力になりうる。そんなお店として生き残っていきたいですね。

Posted by sidus at 2010年03月23日 11:16
sidus様、
すっかりオッサンになってしまった私が訪れたその書店のスタッフは、エプロン大勢とスーツ数人が居ました。スーツ数人は本部の方なのかもしれません。全員、明らかに私より若い人たちでした。おそらくスーツが上司になるのでしょうね(でも知識はもってるかなぁ)。
本部が部数を決め、返品は専任のスタッフ。これでは「責任販売」とは対極になってしまいます。私の初期は自分で発注各5冊にするか各4冊にするかで悩み、手書き伝票で返品する際「これ失敗こいたなー」「また返品率上がっちゃうなー」などと思いながら頭と体に経験を叩き込みました。
逆に言えば、いろいろやりたいのに効率化の名のもとに何もやらせてもらえないのかな、それは書店に勤めるものとしてはかわいそうだなと思いました。
文中、「若い書店員」は「システム化された書店のスタッフ」に置き換えたほうが良いかもしれません。

…でも売上いいんだよなー、あの書店。くやしいなぁ。
Posted by 150turbo at 2010年03月23日 20:16
スーツの方は社員さんっぽいですね。知識は…ない方も結構いらっしゃるんですよね(苦笑) 
自分も返本するものを運んで段ボールを作りながら、『これ売れると思ったんだけどなー。いい本なのに。』と悔しさいっぱいで帯を締めたのを憶えています。あの経験は大事ですね。あの経験があるかないかで、売り場への意識がだいぶ違ってくると思います。責任販売制になる前に経験できたことは非常に大きな財産です。

その書店に勤める方々は非常に気の毒ですね。。効率化の名のもとに何もやらせてもらえない状況では、書店で働くことの愉しみ、喜びも感じられないのでしょうし。最大効率化するならば、多少の遊びはより必要になると思うのですが。

本社投入が大多数のチェーン書店も、マニュアル化されているエリアは地域によってだいぶ差があるそうです。今回、増収増益だった書店さんも、非常に店、書店員の個性を大事にしているエリアがあると営業さんから聞きました。

司書とはまた違った書店員としての創造性を発揮する喜びを味わっていただけるように、活躍していただける方が増えるように、人を育てていきたいと思います。

若造の感情的な指摘にお答えいただき、恐縮です。ありがとうございます。
Posted by sidus at 2010年03月23日 23:26
sidus様、
上で書いた書店とは別の書店になりますが、夕方5時ごろ、パートさんの入れ替わりの時間帯でしょうか、ブックトラックの前でスタッフが「一番上の段が新刊ね、あとは補充注文分、置く場所無くって」みたいな話をしてるのが聞こえてくるんです。夕方5時に新刊が出ていないのです。疲弊してるよなぁ、スタッフは品出しロボットなんかじゃないのになぁ、といつも思うのです。

「最大効率化するならば、多少の遊びはより必要になる」とは正にそのとおりですね。名言だと思います。

またコメントお願いします。私も小さな書店で、ある偏った一面しか見えてないところもありますから。
Posted by 150turbo at 2010年03月24日 20:09
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